(1)共通課題について
   自然・・・・八木山を知る。  創る。→八木山整備活動
  児童は、毎年2回の八木山活動において、自然の中で活動する楽しさや、季節の変化に伴う自然の美しさについては 充分体感している。しかし、八木山を多面的なとらえ方で見直した時に は、新たな発見や疑問、 問題点などもあるはずだが、まだ、そのことには気づいていない。
そこで、「八木山は、 誰にとっても安全できれいな山なのだろうか。」という視点から見つめ 直してみることにした。 すると、今まで気にも留めていなかった危険箇所や、ごみの存在に気づ くことができた。このことから自分たちにできることを課題化して、『八木山整備活動』がスタートした。これにあたり、地域のまちづくり協議会の人から、山には保水力があり、自分たちの生活用水と大きくかかわっていると教えてもらったことは、児童にとって必然性のある整備活動として価値づくこととなった。


(2)個人課題について
  児童ひとりひとりが、興味・関心のある事から課題を設定し、追求している。個人課題ではあるが、学び合いを生かすために5種類のグループに整理した。それは、(1)植物グループ(2)野鳥グループ(3)環境問題グループ(4)福祉グループ(5)学校・国際文化グループである。追求方法は、図書やインターネットを活用して情報を収集したり、地域人講師と共に野外調査活動をしたりして、自分の学びを整理しているところである。