回覧

 

H24年08月吉日

 松が丘・つつじが丘会員

社会福祉協議会八木山連合支部

支部長 ■■

 

第一回福祉懇談会の報告(24年度)

 

6月16日(土)に第一回福祉懇談会が開催(場所:つつじが丘ふれあいセンター)されました。

自治会長、民生委員、長寿会会長、シニアクラブ会長、近隣ケア各丁代表、福祉委員など地域福祉活動を支える皆さんが参加し、

 

「向こう三軒、福祉ネットワークの充実」

 

に向けて情報・意見交換を行いました。

今後は、参加者の皆さんがそれぞれの立場で地域福祉活動を更に充実したものにするために活躍されると思います。

会員の皆さんの御協力をお願い致します。

 

詳しくは、議事録(5ページ 発言者名は記号化表示)を参照してください。

 

以上

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平成24年度社会福祉協議会八木山連合支部 

第一回地域福祉懇談会 議事録

 

日時:平成24616() 12301430

場所:つつじヶ丘ふれあいセンター

 

司会:福祉推進員

   

昨年度の福祉懇談会テーマが「向こう三軒両隣、福祉ネットワークの確立」であったのを受け、今年度は「向こう三軒、福祉ネットワークの充実」に向けて意見交換し、情報の共有をすることを目的とした懇談会となりました。

 

A 本日の懇談会の経緯について、事務局より説明してもらいます。経緯をお話することによって、地域福祉の現状を理解していただき、意義ある懇談会にしたいと思います。結論を得るのではなく、皆で情報・意見を共有する場になればと思います。

B 昨年度、支部社協では何をしたらいいのか?ということを重点的に議論してきました。

その中で

@     地域福祉に関する情報を共有する為のプラットホームの役割を果たす

A     八木山地区にある各種団体の活動資金の支援

B     地域福祉に関する情報の広報活動を行う

という3点に重きを置いて活動していこうという結論が得られました。広報活動として、支部社協で行われる会議等の議事録を組・班で回覧してもらい、支部社協の活動及び地域福祉に関する情報を少しでも多くの住民の方に知って頂き、1年の任期で役員が交代してしまう度に議論がリセットされるのではなく、毎年一歩ずつ進歩して歩みを進めたいと思っています。

今日は、「@地域福祉に関する情報を共有する為のプラットホーム」という意味で、皆様の意見やお話を聞いて、情報の共有を図りたいと思います。

先ほどの説明にもありましたが、結論を出すのではなく、1つのテーマに沿って意見交換をし、その情報を皆様が各種団体に持ち帰っていただき、さらに密度の濃い議論をしていただければよいと思います。

C それでは、昨年度松が丘で行われた福祉ネットワーク準備委員会のその後を準備委員会の委員長よりお話いただきたいと思います。

D 昨年度の松が丘では福祉ネットワークについて、準備委員会を発足しました。

    近隣ケアの現状や問題点の把握し、具体的な活動では何をしていくのが重要なのか?という視点で議論を重ねた結果、第一は「見守り」が大切だという結論に至りました。

では、見守る中で、異常やSOSを感知した時に誰に連絡をしたらいいのか?

と考えた時に、各組内のことを一番理解している組長ではないか?と考え、組長を中心とした福祉ネットワークを構築できるのが理想と考えました。

では、SOSを察知するのは誰か?と考えた時、やはり隣近所の住民の方。さらに地域に大勢いらっしゃる長寿会の方々にも協力してもらうのが最良ではないか?と考え、今まで近隣ケアの方々がやってこられた活動を組長の方にも協力してもらう。という結論のもと、自治会に答申を提出しましたが、いきなり組長の役割が増えるのは難しいのでは?との意見もあり、継続審議となりました。

E 準備委員会では、住民の人、皆が安心して暮らせるように。との思いを込めて、高齢者だけでなく、誰もが皆、皆で皆を見守ることができる地域にしていきたいと考えています。

    また、要援護者台帳についても松が丘は自治会長が持っているだけで、組長には情報がおりてこなかった。組長にもそのような情報を提供することで、有事の際援助や普段の生活でも気にかけてもらえるようにというお願いもしました。

F 議論の結果、福祉に関する意識が高まり、近隣ケアの活動をもっと身近に感じ、自治会がフォローできる体制になったと思います。組長がいかに組内の情報を知っているか?

    ということが、今後の活動の鍵になると思います。

G 今までの話を聞いていて不思議に思うことがあります。

    私の班では、回覧が23日の間には回るので、そのような過程で異常があれば直ぐに察知できると思うのですが、他の班では違うのでしょうか?

H 世帯数によっては回覧を回すのに、10日くらいかかるところもあります。ただ、回すだけでなく一声かけて回覧することによって、近所の交流を図るのが理想だと思います。

I 回覧板の回り方で、近所の異変を察知することができますね。

J 昨年度回覧板は手渡しで行いましょう。との提案があり、実践されてきました。今年度も継続されています。自治会が協力してくれると、声かけ、見守りもスムーズに進んでいきます。

K 福祉活動は、自助/共助/公助の組合せ・連携で実現すべきであり、自治会等は、共助の部分を担当していると理解していますが、今までの話の内容を自治会役員への期待するのは無理/力がないと考えます。

    各務原市社協のホームページでは、支部社協は“熱意のある人で推進されている”を表現されており、大分認識が違うと考えています。

    行政の福祉担当や市社協には、多くの人材と予算を持っており、支部社協は、行政やし社協に支部の実態を伝え、行政や市社協の支援(人・金、アイデア等)を受け、各役員等が“笑顔で実現できる目標設定”に取り組むべきと考えます。

L おっしゃることは、正論だと思いますが、住民として出来る事を皆でやっていくことが大切だと思います。

M 支部社協は計画を立案すべきではない。問題点を共有してその中で、市に対して、意見を述べるといった福祉のコーディネーター的な役割を担うのが一番いいと思いますが。

N 市、支部社協に対するご意見はあると思いますが、市の社協からもご参加いただいておりますので、後ほど市としてのご意見を述べてもらいましょう。

    次はつつじが丘の福祉委員会での話し合いの中身を発表したいと思います。

    高齢者の方が、家に閉じこもってしまうと、そこから外出してもらうのは大変、そうなる前に地域の皆とのつながりを作って、外出する機会が持てるようにしたら?と考え、既存の団体に加入するのではなく新たに、ランチ会・ちょこっと有償ボランティアを作り活用してもらうのがいいという意見が出ました。

    今日の午前の講演を聞いていても、地震対策で家具を固定してあげたり、ランチを作るのでも、防災訓練の一つとして、有効だとも思いました。このようなふれあいの場を新たに作っていけたらいいと思います。

    又、自分のことは自分でやりたい。という方もいらっしゃいますが、一人で身の周りのことが出来ても、話し相手だけはいない。それがとても辛いことなので、そのような方々が気軽に誰かとお話できる場所として、喫茶コーナーを作って交流できたらいいなと思います。

    配食サービスをやりたいとの声もありました。

    新たな活動を通して既存の団体とも交流が生まれ、どんどん地域内での横のつながりが増えていけばいいと思います。

O つつじが丘にある、ハマヤさんの横に喫茶店があり交流の場となっています。声をかける

と色々なふれあいがありますので、是非一度見に行ってみて下さい。

P それはもうやめられました。

Q そうですか。でもそのような場が他に出来ればすばらしいと思います。

R 場所を提供してくれるなら、サロン的な活動をしてもいいです。

S 今日の午前の講演で、地元の力・地域の力が大切だと思いました。先ほど、市からもっと援助してもらうといい。という主旨のお話がありましたが、そうする為にも「八木山地区」の活動拠点を作るといいと思います。

    八木山小学校には空き教室がたくさんあるので、そこを活用するような議論ができればいいですね。

T 今日のテーマは「向こう三軒両隣の充実」ですので、住民同士の見守り、つながりをどうしたらいいのか?というような話をどんどんしてもらいたいと思います。

U 近隣ケアの活動を3年していますが、今年初めてリーダーとなって思うこととして、

問題点をもっと浮き彫りにして解決できたらいいなと思いました。

   松が丘の商店街で、ゴミを持っていくのが大変だとおっしゃる方がいます。

集積場所によっては坂道の途中にあったり、出しづらい場所もあります。

   場所を変更したり、近所の人が出してあげたりする。というような事が出来ればいいなと思います。名古屋市では、集積所ではなく一軒一軒回収してくれる区もあります。

   大きな活動でなくとも、こういた小さな困りごと一つ一つを解決していければいいと思います。

V 集積場所の変更は市役所に申請すれば可能です。

W:市の対応として、いきなり各家庭を回収するのは難しいと思いますので、集積場所を変更するのではなく、集積場所を増やすよう働きかけをするのがいいと思います。

X 災害時動けない人をどうしたらいいのか?という問題点があります。

    いざ災害に直面した時に何ができるのか?という話し合いもしています。

プライバシーの問題もありますので、なかなか難しい面がありますが、災害弱者の方に対して、具体的に何ができるのか?ということも話し合い、少しずつ準備していけると、横のつながりにも広がりがでてくると思います。

Y 寝たきりの方や障害者の方がどこにいるのか?特に障害者の方がどこにいらっしゃるのかは、民生委員にも情報がおりてこないので、そういう面でもきちんとした人間関係を構築することが大切ですね。

Z シニアクラブと社協の役員で、実際の高齢者の「声」を聞いて、どうしてほしいのか?という

事を理解する場を設けてはどうでしょうか?

A 前向きな提案ですね。是非設定して、やりましょう。

B 松が丘では、スポーツを通して足腰を鍛えましょう、というコミュニケーションの場があります。今後は松が丘・つつじが丘で区切るのではなく、八木山地区で交流できる場を作っていけるとよいですね。

C 元気な方でなく、実際の高齢者の方のご意見を聞いて、具体策を議論していきましょう。

  困っている人はいませんか?と聞くと誰も手を挙げないが、困っている人を知りませんか?と聞くと多くの人の手が挙がることがあります。そういう形で声を集めてもいいと思います。

D つつじの女性会では、市の出前講座を利用して、防災頭巾を作ったことがあります。実際に作ってみると重たくて、あまり実用的ではありませんでしたが。

E 松が丘の福祉ネットワークについて質問があります。要支援者の台帳を自治会長のみが持っているので、今後は組長と情報を共有するお話がありましたが、市の許可はもらっているのでしょうか?

F 市の作成した台帳ではなく、松が丘独自の台帳ですので、市の許可は必要ありません。

G 名簿ではなく、その組限定のリストとして、情報提供しています。しかし組長自身が高齢者であり、要支援者として記載されている組もあります。そういう事も含めて対策を考えないといけないと思います。

    組長だけでなく、皆が支えあうことができるようになるといいと思います。役員に押し付けると、受け入れる側にも抵抗があると思いますので、難しい問題ですね。

H 先ほども申し上げましたが、皆で支え・支えられるのがよい。そういう思いで活動しています。

I 主人が骨折して救急搬送された時に、所属しているサークルの方々が心配してたくさんの声をかけて下さいました。その助けがとても嬉しかったし、サークルに入っていてよかったと思いました。今後も困った時はサークルの方々に声をかければ助けてもらえるという安心感もできました。

J 生活する中で、ご自身でそのようなつながりを作ってこられたのですね。

K 東京に息子がいますが、東京では考えられない。良いところに住んでいるね。と言ってもらえました。

L 見守り声かけはお節介では?と思うかもしれないが、そうではないということですね?

M 最初は驚きましたが、次第に見守られているという安心感に変わりました。

N 私の町内では、元気なので見守りは辞退しますという方が8名もいらっしゃいました。そのまま辞退者として扱って、何年もお声かけしていませんでしたが、今日の話を聞いて、改めて声をかけてみようと思いました。

O 一番の理想は近所のつながりを支えられることだと思います。

P  4年間、ケア員をしていますがなかなか進歩しません。昨年度から組長会に出席させてもらい、ケア員の人出不足等、問題点を話して、組長にも協力してもらっていますが、なかなか思うように進まないのが現実です。ボランティアで活動するのと、役が回ってきたからやるのとでは、主旨も違ってきます。

Q 組長会に出席して、組長に協力をお願いしています。昨年度よりも今年度は少し近隣ケアのことを理解していただけるようになり、協力を得られると期待しています。ケア員不足で、将来的に続かないのでは?という不安がありますので、少しでも組長に協力してもらって、一人でも多くケア員として残ってくれたら嬉しいです。

R ケア員は毎年交代します。引継ぎはしていますが、現状を理解するには時間がかかります。最近では家族葬も増えており、亡くなってから時間が経ってから、知る事もあります。もっと手を差し伸べていけたらいいなと思っています。

S 障害者の情報はほとんど民生委員には届きません。直接話を聞いて情報を得ていますが、なかなかそれも難しいので、もっと障害者の方の事を知れるといいと思います。

T ケア員は増えないが、対象者はどんどん増えています。重い病気になった方は声かけを迷惑がられる傾向があるので、そのような人への声かけが課題だと思っています。

U ボランティアの内6名が高齢者です。その人達がうまくパイプ役になって、高齢者の方と良いコミュニケーションが図れています。松が丘のようなネットワークがあれば、自治会の人への連絡も1本でいけると思います。

V 寝たきりの方や障害者の方の情報も入ってこないし、知る方法もわかりません。要援護者台帳は把握していますが、住所や氏名まではまだ理解しきれていません。

   個人情報を扱っていますので、情報の共有は慎重にやらないといけないですし、病気の人は黙っていてほしいと言われます。そういった事情も考慮していかないといけないと思います。

W:小学校の空き教室は是非活用してもらいたいです。学校側はOKとのことですが、教育委員会はどのように言っているのかが少し気になります。

X 一年交代の私達役員では、何が課題で、何をどのようにやれば良いのかも判らず、時間のみが過ぎる状態です。

    市や市社協が地域活動に期待するのであれば、具体的な成果が上がるよう他校区の活動事例や市社協職員の活用例等を紹介して欲しい。

Y 市の社協は行政機関ではなく、社会福祉法人です。各務原市には17の支部社協があります。社協は地域福祉を推進する団体で、行政は法律に則った活動しかできませんが社協は制度外のことでも行えます。

    八木山支部で言えば、地域福祉を支部と社協と一緒になって考えていけたらいいと思っています。

    緑苑も担当していましたが、八木山地区と同じような団地で、同じように地域福祉への取り組みが話し合われています。そういった同じような環境にある支部の情報を市の社協職員が得て、その中で出た声を取り上げて団体としてやれることをやっていきたいと考えています。

    まずは困っていることを社協にぶつけていただき、その問題に対して、社協で出来る事・行政に進言出来る事を考えて活動していきたいと思います。

Z 先ほど、障害者の情報は民生委員には届かないという話がありましたが、全く届かないのでしょうか?

A 昔は、教えてもらっていましたが個人情報で色々言うようになってからは、一切なくなりました。

  ご自身で教えてもいいよ。という方は教えてくれますが、その他は情報がないので、有事の際に助けることができない状態です。

B 個人情報の管理が厳重すぎて、活動に支障が出ている部分があるので、うまく改善できるといいですね。

C 今日は一日ありがとうございました。

    お昼休憩の食事も大変おいしく、いただきました。今後もこのように楽しみながら活動できるといいですね。




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