議案 第1号 平成25年度 活動報告
総括報告
25年度の日本情勢を振り返りますと、温暖化の影響か自然が猛威を振るい京都の大洪水、関東地区の竜巻、三宅島の大規模な土砂崩れ等による災害が記憶に新しく、自然の力を思い知らされた次第です。他人事とは思えずつつじが丘にとっても災害に備える準備、心構えが必要ではないかと痛感させられました。その他にもアベノミクス、株価上昇、円安、消費税8%、尖閣諸島、竹島問題などと話題が多くありました。
一方喜ばしい出来事では、2020年日本においてオリンピックが開催されることが決まり、日本中が盛り上がった事ではないでしょうか。そして「おもてなし」の言葉は一躍、はやり言葉となりました。
平成25年度の自治会は昨年(平成24年度)と同じように統一自治会長
がなかなか決まらず大変なスタートになりましたが、皆様の御支援御指導の
下に統一自治会長としての役割を果たす事になりました。
39期目となる今年度統一自治会の活動は、会員皆様をはじめ各自治会、各認
可団体、民生児童委員、学校関係団体等その他多くの方々の、それぞれ主体性
のあるパワーを頂く事によって、順調に活動を実施する事が出来大変うれしく
思っています。
自治会も39期目となりました。
前年度第38回総会においては、下記3件の引継ぎ事項がありました。
@ 環境関連:市民清掃等の中止決定を早くして欲しい。
A ふれあいセンター関連:避難訓練など全員を対象にできないか。
B 文体関連:1.盆踊り会場が狭い、西広場で開催できないか。
:2.机の運搬が大変なので資材置き場の確保が必要ではないか。
(小学校の空き室の利用など)
C 福祉関連:公募により福祉委員を増員する。
まず@の問題については、統一自治会長が単位自治会長へ連絡、単位自治会長は次の単位自治会長へ、また次へと連絡し各単位自治会長が各班長へ連絡する。Aについては、場所等の問題があるため役員、利用者団体代表のほか、利用団体の会員に参加いただき、消火、AED講習会を実施することができました。Bの1.については、役員会で検討の結果従来通りの東広場で開催しました。(西広場は広く閑散となる)ポップコーンやかき氷に沢山の人が並んでも盆踊りの輪に迷惑をかけないよう、夜店の位置変更やポップコーン、かき氷の並び方を工夫し混雑は従来より解消したかと思います。Bの2.については、集会所倉庫に櫓の資材等が保管されており、机は櫓の資材と同時に運搬できるため特に不便を感じず従来通りとしました。
Cについては、会員への公募を回覧で行い4名の応募があり決定されました。次年度も再び公募を行います。
又、自治会活動へのインターネット活用につきましても平成11年度からの議事録等が見られるところ迄に成って来ております。
私たちの町つつじが丘は超高齢化に突入してきておりますが、公的援助には限界がある現在、近隣ケア・民生児童委員等の方々を含めた住民相互援助の大切さを認識せざるをえません。各単位自治会にある福祉委員には「福祉のまち」をめざし、地道な活動に期待する所です。
本年度も、相互尊重の下、市や各団体などと調整を図りながら、住民の方々のご指導、ご理解を賜りながら、より良き地域の醸成に努めてきました。
事務局専門部他の活動報告
今年度は、住民皆様のご要望・苦情等に対して早急に対処するように市側へのアクションの頻度を多くし(市への要望書35件提出)、従来のマニュアルを継承しつつ住民の方々との情報の共有化に努めました。又、統一自治会の基本である「住みよいまちづくり」にも努力をしてまいりました。
1.環境対策について
基本的には従来の活動方針に基づき環境対策を実施しました。以下、各項目別に報告いたします。
@自治区域内清掃、公園清掃、市民清掃
自治区域内清掃(集会所、町名碑等)、公園清掃、市民清掃について、会員の積極的な協力により、自治会の活動として定着し、美化推進ができました。
夏期(7月7日)及び秋期(11月3日)市民清掃に際しては草刈機等の点検整備を行いました。
緑ごみ・公園清掃ごみの定期回収を、行政・単位自治会と連携を取り、実施しました。
Aペットの糞害、ごみ出しモラル等の啓発活動
回覧で会員のモラル啓発に努めました。しかしながら依然ペットの糞害やごみ出しモラルに関しての苦情が出ました。会員各位のさらなる理解と協力が必要です。
B空地・空家の草刈り
不在地主(空家を含む)に対して草刈りの協力要請を実施し、対象区域について夏期・秋期の年2回の草刈りを完了しました。
C街路樹の落ち葉対策
関連会員へ、市からごみ袋を支給してもらい配布しました。
市には一層の対応を要請しておりますが、会員各位においても理解と協力をお願いします。
2.防災対策について
基本的には従来の活動方針に基づき防災対応を実施しました。各項目別に報告いたします。
@防災訓練
ア)6月30日(日)市主催の「自主防災組織リーダー講習会」に役員が
参加し、防災に関わる講習と訓練を受け、防災認識の高揚を図りました。
イ)8月25日(日)市主催の「第36回総合防災訓練」により避難・消
火・応急救護・炊き出し等の訓練が計画され、つつじが丘で参加者100名程を予定しましたが、大雨のため中止となりました。
ウ)11月3日(日) つつじが丘主催の「自主防災訓練」を市東部方面消
防防署と西町消防団のご指導を受けて、避難・消火・応急救護、AE
D使用等の訓練を参加者100名程で実施しました。
なお併行して個人宅用の消火器の購入・更新の斡旋を行いました。
A消火・防災設備の管理
ア)5月〜6月につつじが丘に設置のホース格納箱38基等を点検し、
盗難にあった金属製消火ホース先端1本の購入と劣化していたホース格納箱1台の更新を市の補助金を受け実施しました。またホース格納箱や架台の劣化7台を補修しました。
イ)5月〜6月に統一自治会と各単位自治会に保管しています防災備品
の点検を行い、不足・不良が無いことを確認しました。
B防犯灯の管理
つつじが丘に設置の防犯灯300基程(街路灯を除きます)の球切れ
等補修を行いました。(月12基程発生しています)また落雷で破損し
た防犯灯1基は市に申請し更新ができました。なお当年度での新設・
撤去はありませんでした。
C防火・防災に関わる良好な環境維持
師走の消防車などの巡回、啓蒙用回覧を行い、防火・防災の啓蒙活動
を行いました。
Dふれあいセンターの防火管理
ア)当センター(非特定防火対象物)の防火管理のため、防災副担当が
「防火管理者」の資格を取得し、消防計画の見直し等を行い消防署へ防火管理者選任届を提出しました(6月)。
イ)ふれあいセンター管理運営委員会の開催日(6月及び11月)に合
わせて、運営委員及び利用団体代表者を対象に、防災教育と消火・通報・避難の訓練を行いました。またふれあいセンターにAEDが設置されましたので、管理運営委員会(11月)の開催に併せ、AED講習を実施しました。
ウ)ふれあいセンター建物内に設置してある消防用設備等の機能を維持
するため、有資格業者による消防用設備の定期点検を実施しました。
(7月及び1月)。定期点検の結果、消防用設備は良好に維持されていました。
3.文化、体育活動について
昨年度と同様に、従来からの行事の継承を中心に活動を進めてまいりました。以下、各項目について報告いたします。
@盆踊り大会(7月27日)(参加数:約500名)
統一自治会恒例の「盆踊り大会」は、今年度も多数の皆様方にご参加いただき、大いに盛り上がりました。ポップコーン、綿菓子、かき氷や各種飲み物、及び、各単位自治会の夜店には今年度も長い行列ができ、大盛況でした。地域の皆様の楽しい交流の場を提供できたのではないかと思います。「櫓の組立て」、「会場の設営と各夜店の提供」等につきましては、各役員、ボランティアの方、過年度経験者等、多くの皆様のご協力をいただきました。また公園近隣の皆様にも開催についてご理解いただきました。おかげさまで無事終了することができました。ありがとうございました。
A夏祭り(8月17日)
八木山まちづくり協議会主催の行事に協カし、つつじが丘のさらなる活性化を目指した活動ができました。
B新春のつどい(1月12日)
八木山まちづくり協議会主催の行事に協カし、例年大好評の「どて煮」
(約800食)を大鍋コーナーで提供することができ、参加された皆様と
楽しい新春のつどいの時間を過ごすことができました。
4. 広報活動について
機関紙「タイムズつつじが丘」は、今年度4回(6月、9月、12月、
3月)発行いたしました。
今年度はタイムリーな話題をホットなうちに発行することを旨とし、自
治会行事、生活密着情報等の情報提供を行いました。広報活動により自
治会行事や認可団体などの活動がより活発になることを望んでいます。
自治会活動をより活発にしようと献身的に努力している団体などを紹介
し、地域の活性化に繋げることに努めました。
5.福祉活動について
平成25年度活動方針に沿って、実施した各活動について報告いたします。
@ ベンチ設置の要望
歩道わきに、ベンチの設置を、市に要望し、石亀神社東と、つつじが丘
中央公園東に歩道を拡張してベンチを設置していただきました。八木山通
りと伊木山通りの交差地点にも設置予定です。
A 講演会・座談会を共催
5月31日 つつじが丘女性会と共に、「認知症サポーター養成講座」を
開催
地域包括支援センター職員の話と、器具をつけて高齢者体験を行いました。
6月16日 講演会「ふれあいのまち 可児市若葉台」を開催
つつじが丘統一自治会、つつじが丘近隣ケアグループ、支部社協と共に開
催しました。
7月13日 「福祉のまちづくり」座談会を開催
支部社協と共催で実施しました。「福祉のまちづくりを誰が担うのか」「福祉
のまちとしてどんな仕組みがあったら良いか」について、議論しました。
8月4日 「成年後見制度・地域包括支援センターの利用の仕方」講座を開催
つつじが丘近隣ケアグループ・社協八木山連合支部・つつじが丘女性会の 共催です。
B シルバータイム 1月末現在参加延べ人数465名
つつじが丘ふれあいセンター管理運営員会で、「シルバータイムが設置さ
れているが、もっと利用を促してはどうか。」と言う意見が出されました。
福祉委員会で対応することになり、「シルバータイムを楽しもう」と言うプ
ログラムを作って、高齢者のいこいの場となるよう努めました。
この日以降、毎週火曜日と木曜日に開催しております。
C ラジオ体操
7月20日から中央公園で近隣ケアの有志が始めたラジオ体操を共催。
いつでも、誰でも参加できるものです。ラジオを毎朝運んでくださる方の
おかげで、「何の負担もなく、短時間で健康づくりができ、仲間作りができ、
これは良い」と言う声が多数でした。
D 盆踊り
事前に中学生のボランティアを募りました。4人の中学生と2人の保護者
までが参加していただけました。
ポップコーンを作って提供しました。機械以外に卓上コンロを使いフライ
パンでも作って、参加者に食べていただくことができました。
E 「ふれあい交流会」を開催
11月9日、75歳以上の方、65歳以上の一人暮らしの方144名に寄
っていただき、「ふれあい交流会」を、民生委員、近隣ケアグループの協力
を得て、実施しました。
F 大綱(指針)に関して
班長会で意見をいただく
各単位自治会の班長会で、「このまちの福祉の課題は何か、その解決策は
何か」についてご意見をいただきました。つつじが丘統一自治会地域福祉
活動大綱(指針)作成に大変参考になるご意見をいただきました。
自治会認可団体の代表者に「つつじが丘統一自治会地域福祉活動大綱(指針)」について説明
大綱(指針)についてご意見をいただきました。「これを全会員に分かっ
てもらう方法も検討する必要がある」などの意見がありました。
つつじが丘統一自治会地域福祉活動大綱(指針)を自治会役員会に提出
毎月1〜2回の会合をもって練ってきた、つつじが丘統一自治会地域福祉活
動大綱(指針)を自治会役員会に提出し、承認を得ました。
G 市主催「各務原市ふれあいバスを考える会」に参加
12月16日鵜沼福祉センター会場で参加。「H24年度はふれあいバス
を158、929人が利用。ふれあいバス運行経費1億2700万円のう
ち約9800万円(78%)を市が負担。市民一人当たり660円負担し
ていることになる。」等の説明がありました。
地域の人々から聞いていた要望、「本数を増やしてほしい。特に東海中央病
院へは便を増やして。名鉄鵜沼宿駅方面にも運行を」等の意見を出しまし
た。福祉目的であることで運行計画を練ってほしいことを強調しました。
年間を通して
車いすの貸し出し
1月末現在、5件利用いただきました。
ボランタリーハウスいこいのつつじ
毎週金曜日に実施の、ボランタリーハウスいこいのつつじの運営に携わ
りました。
班長会に参加
すべての福祉委員が班長会に参加させていただき、会で出た意見を福祉
活動に反映させるようにしてきました。
6.ふれあいセンターの管理・運営について
ふれあいセンターは、つつじが丘住民の憩いの場所として、年間を通じて多くの方々に利用されています。今年度も一層利用し易いよう努力いたしました。
7,8月にかけて、ふれあいセンター入口改修工事、手摺の設置、男子トイレの改修工事(洋式化)を行いました。9月には屋根の排水溝の掃除をして周辺にたまっていた落葉等を取り除いて豪雨に備えました。
同じく9月にAEDを設置し10月にAED設置業者に使用方法を説明していただきました。
防災自主訓練は6月と11月に実施し11月の訓練では、消防署救急隊により再度AEDの説明を受け、人形を使い実戦さながらの訓練を行いました。